NPO ワーカーズ・コレクティブ ケアびーくる の総会に出席しました。

5月19日(日) 保健福祉センターにて、「NPO法人 ワーカーズ・コレクティブ ケアびーくる」の総会に出席しました。

今年5月で26年目を迎える、福祉有償運送のNPOであり、高齢者や障がい者等外出介助サービスの市との協働事業を行っています。

外出支援は、高齢者や障がい者等が地域で暮らしていく中で、社会参加を支援していく意味でもとても重要な支援の一つです。

コロナ禍を経て、運転手不足によるタクシーが捕まらない問題、横浜の様なバスの運転手不足の問題、ライドシェアの取り組みなど、県内でも様々な自治体が取り組みを行っていますが、課題も山積みです。

びーくるでも、運転手という担い手不足は深刻で、新たな担い手の発掘に苦慮しているようです。その中で、昨年、団体として市への働きかけを行い、市主催の運転者講習が実現することとなりました。素晴らしい一歩です。市内で、福祉有償運送の運転者講習が無料で受講することができ、担い手不足の解消につながる事を期待したいです。そのためにも、より多くの方に無料講習が周知されるよう、広報の工夫を行って欲しいと思います。他市で実施されている、介護保険のお知らせに講習の案内を同封するなど、より目につき、周知される工夫を期待します。

事業報告をお聞きしていると、一番多い通院、次に通学・通所、通勤後の買い物など、コロナが5類に移行しても感染に対する細やかな配慮が必要とされているのが分かります。更には、手厚い支援の必要な利用者も増えており、寄り添った支援の実践に、感銘を受けながら聞いていました。

車を使っての移動サービスには、様々な危険も伴います。しかし、地域生活を支える重要な支援であり、この事業が安定して継続していけるよう、担い手の確保、運営支援など、今後も市に対して現場に即した提案を行っていきたいと思います。