学習会報告 「コロナと石けんのお話」~科学的視点から考える~
洗剤・環境科学研究所代表の長谷川 治氏をお呼びしてのオンライン石けん学習会が開催しました。
長谷川先生の講義は、実験を交えてのとても分かりやすいものであるので、本当は実際に見ながら講義を受けたかった方も多かったとは思いますが、緊急事態宣言中という事もあり、オンライン開催としました。しかし、そのため、参加者は100人越え、北海道から沖縄まで、様々な場所にお住まいの方が参加しての学習会となり、質問もたくさん寄せられ、活気ある学習会となりました。
さて、本題の講義内容は、コロナウイルスに対する純石けんの優位性を、国立感染症研究所(本物のウイルスを使っての実験結果)のデータに基づき、科学的解説を交えながら話していただきました。
結論から言うと、コロナウイルスに対し純石けんは有効と判断された、という事。純石けんの界面活性作用で、脂質でできているコロナウイルスの膜を破壊し、死滅させるという事。反対に、合成洗剤の界面活性剤であるアルキルエーテルスルホン酸ナトリウムは、無効との結果が出た。石けんでコロナウイルスはやっつけられるという事です。
無症状でも感染力のあるコロナウイルスであるため、家庭内感染も増えていますが、石けん歯磨きが効果的だという事です。「石けんハミガキ」で1分歯肉と歯を磨き、5gの水を含んで20秒クチュクチュとガラガラうがいをして、ゆすげばOK。口内の菌は死滅です。
他に、0.24%以上の石けん水で濡らしたタオルで器具の消毒ができ、アルコールも必要なし、これで手荒れも無しです。
石けんはそのまま自然界に流出しても石けんかすとなり、魚のエサとなるという食物連鎖のお話しや、成分表示などの話を、具体的に説明しながら、本当に必要かという判断を、私達一人ひとりがしていくことの重要性と、選択していくためにはどの視点が必要か、を教えていただきました。大きな字で書かれてある宣伝文句に惑わされず、裏に書いてある小さな字に注目して、考え選ぶ賢い消費者であるべきです。
石けん大好っき子の私。今後、コロナウイルスの消毒・除菌には石けんが一番!と証明するデータを持って、とにかく石けんの優位性を大きな声で叫び続けよう!と心に決めた日でもありました。